メインテートの服用と動脈硬化の改善と頭蓋内出血予防

メインテートはβ受容体遮断薬の属する高血圧症治療薬です。メインテートの有効成分はビソプロロールといいます。メインテートはβ受容体の中でも心臓に存在するβ1受容体を遮断することで、心臓の拍出量、拍出力を低下させ、血圧を下げる効果があります。またβ2受容体をほぼ遮断しないようにできているので、β2受容体遮断による血管収縮の影響がなく、血管抵抗を上げることはありません。またβ1受容体に選択的であることによって効果がβ1受容体に集中するので、心機能抑制効果、血圧降下作用が、非選択的なものより強くなっています。ただ、心臓の機能を抑える薬なので、心不全の方に使用するとより心臓機能を低下させて、血液循環が行われなくなる危険性もあるので、慢性心不全の方への使用は禁忌となっています。
メインテートの動脈硬化の改善に関してですが、前述の通り、メインテートはβ2受容体を遮断しないことによって血管抵抗を増強しません。よってβ受容体遮断薬の中では動脈硬化の改善効果は高い薬です。また心機能抑制による血圧降下作用も強い薬なので、血圧降下作用による動脈硬化の改善効果も期待できます。
またこの動脈硬化の改善によって頭蓋内出血のリスクも軽減することができます。頭蓋内出血を起こす要因として、先天的な血管奇形も挙げられますが、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの後天的な要因によって動脈硬化が起こることが要因としては影響が大きいです。よってメインテートの服用によって頭蓋内出血を予防することもできます。ちなみに頭蓋内出血の直接の引き金となるのは高血圧です。ですから血圧管理は最も重要なことです。ただ動脈硬化予防のための糖尿病、脂質異常症の治療も併せて行うようにしましょう。